成犬だけど、今からしつけられますか?

犬を家族に迎えるなら保護犬にしよう、里親になろうという方も最近増えています。様々な理由で新しい家族を探している犬がたくさんいる中で、偶然の出会いはとても素晴らしいですよね。

ただ、多くの方はいざ里親会に足を運び、成犬を目にすると「しつけ」の不安が沸きおこります。

成犬でもしつけは出来る?私達に懐いてくれるの?

成犬の里親になる心構えを今回は解説します。

犬は何歳からでも、しつけを覚えることが出来ます

犬はたとえ10歳を超えた老犬であっても、新しい事を覚え、順応することが出来ると言われています。これは単なる犬への愛情論からではなく、犬の行動学や脳科学に基づき、多くの研究者が発表しています。

そのため、里親として成犬を家族に迎えた場合も、犬は新しい生活に馴染み、家族へ愛情を向け、気が付けば何年も共に過ごしてきたかのような気持ちにもさせてくれるます。

ただ、里親を探すという境遇に至るまでには、それぞれの事情を抱えています。中には犬自身に問題があったこともあるでしょう。

里親に迎える際は、出来る限り詳細を確認し、自身の生活に無理なく受け入れることが出来るかをしっかりと考えてあげることが大切です。

習性が理由で、新しい習慣を身に着けられないことも

里親になった場合も、生後間もない子犬をペットショップから迎えた場合と同様に、家に連れ帰ったその日から、しつけを開始します。

成犬の場合、子犬との大きな違いは、精神的な落ち着きと理解度の高さです。人間でも赤ちゃん相手に物事を説明する場合と大人相手では違いがあるのですから同様です。

成犬の方が理解度が高く、スムーズに飼い主の意図をくみ取ってくれます。ただし、最初の数週間はお互いが相手の意思を理解するまでに四苦八苦することもあります。

〇食事の時間や食器のある場所

〇散歩の時間や散歩ルート

〇家族と他人の区別

〇日中に自分が過ごすべき場所、使ってもいいベッドやクッション

などは新しい環境に応じてすぐに覚えることが出来ます。

ただ1点、お互いが理解し合う必要がある点は「トイレ」です。

・これまでトイレシーツ使い室内で排泄をしていた

・散歩中に屋外で排泄をしていた

いずれの習慣も成犬になってから、変更するのは難しいかもしれません。ただし、室内から屋外への変更は、習慣的に散歩に連れ出すことで切り替えが可能な場合が大半です。

屋外で習慣づいている犬に、室内での排泄を習慣づけるのは、プロのドッグトレーナーでも難しいと感じるほどです。

この点は、犬の習性や本能が関係するので、里親を検討する段階で事前に確認をして、今後の生活に無理がないかを見極めましょう。

しつけは共に暮らすうえでのお互いの妥協点を見出すこと

「しつけ」の終わりはどこ?どんなことが出来れば十分?という質問があります。

・室内で暮らす小型犬だから・・・

・他人への愛想は悪いものの、無駄吠えもなく、家族には優しいから・・・

・他犬は苦手だけれども、無駄吠えはしないから・・・

家族によって、しつけの程度、愛犬に望む姿は様々です。

しつけとは、愛犬が家族や人間社会で安全で、安心出来る存在であれば十分です。必ずしもすべての犬が社交的で、人懐こく、優秀である必要はありません。

ドッグランが苦手でも、散歩友達がいなくても、家族と共に公園を歩き、無駄吠えをせずに穏やかに過ごすことが出来れば、それも愛犬の個性だと評価してあげましょう。

 

犬のしつけ方

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