機械や大きな音に臆病。慣れさせる方法はありますか?

バイクの音、大型車の騒音、雷や花火の音、犬にはそれぞれに苦手な音があります。中には大きな什器(じゅうき)や建物が苦手という犬もいます。

飼い主としては、なんとか苦手を克服させたいと思うこともあるでしょう。特に無駄吠えが同時に起こってしまうときはなおさらです。このような場面でどう対処すべきかを考えていきましょう。

苦手意識は本能的な条件反射行動

人間も暗闇や雷の音、幽霊など苦手な物がそれぞれあるでしょう。周りの人はまるで気にしないことでも、自分にとっては苦手そのものということもあります。

犬の場合も同様で、犬種、親子兄弟、共に暮らす犬同士でも苦手意識は異なります。どんなに念入りに社会化を経験させても、克服できないこともあります。

これらは本能や直感に基づく条件反射的な行動ですから、しつけや叱責では解消できません。ならばこそ、愛犬が恐怖を感じた時にどう対処すべきかを知っておいてあげます。

室内での対処法

愛犬の性格が臆病だと感じる・・・恐怖を感じた時にパニックを起こしてしまうという場合は、

① リビングや愛犬のサークル内にキャリーケース(バリケン)を設置します。

② キャリーケースのサイズは、上下左右共に愛犬の体にジャストフィットが目安です。

余計な隙間は必要ありません。出入口となる扉は開けたままで、愛犬がいつでも避難場所として利用できるように設置します。

家族が共に過ごす場面で、愛犬のパニックがみられた時は、フードなどを使い愛犬をキャリーケースの中へ誘導します。出入口の扉も閉めてあげましょう。状況によっては上からタオルなどをかけ、視界を遮ることも効果的です。

広い室内で自由に行動できることは、愛犬のパニックをますます増大させます。怖いと感じている時だからこそ、狭く暗い場所に避難させ、愛犬を安心させてあげましょう。

屋外での対処方法

屋外は室内にくらべ、愛犬の緊張度合いも高まっています。臆病な性格の場合、よりナーバスになっています。

そのような時の対処法は、

① 散歩に出かけるときにお気に入りのおもちゃやガムを持参する

② 視界が開けた公園の広場などで、ガムやおもちゃをあたえ、ゆっくりと過ごす時間を作る

③ 愛犬が恐怖を感じたら、リードを手繰り寄せ、飼い主の足に愛犬の体を密着させる

④ 愛犬に優しく声をかけ、落ち着かせる

⑤ 愛犬が落ち着いたら、再度ガムやおもちゃをあたえ、遊ぶ時間を作る

屋外では、愛犬にもし恐怖を感じることがあっても安全なこと、飼い主が傍にいること、頼ってもいいことを教えてあげます。ガムやオヤツを持参するのは、屋外でリラックスして過ごすことを経験させるためです。

屋外でリラックスをすることに慣れれば、次第に余計な警戒心も薄れ、臆病の解消にもつながります。

臆病な性格はしつけと称した叱責や無理強いでますます悪化します。対処するには、叱るのではなく、どうすれば愛犬が恐怖から解放されるのかを考えてあげましょう。

 

犬のしつけ方

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