飼い主がしてはいけないしつけ方

犬のしつけには様々な手法があります。市販されている書籍の中には数十年前に発行されたものも多々あり、今でもベストセラーと言われるほどです。

ただ、この数十年で日本における犬のしつけ方は大きく変わり、今や体罰や叱責は無用だと言われています。飼い主の勘違いや古い情報、思い込みによるしつけの失敗に注意しましょう。

トイレは叱らずに教えるべき

子犬のしつけで誰もが悩むのはトイレですよね。失敗された時の家族のストレスが多いことも原因の1つです。トイレの失敗を目にした時、つい感情的になり、叱ってしまうことも。

一昔前の日本の手法では、トイレを失敗した後は厳しく叱ることが当たり前とされたいたのですから当然です。

しかし、犬の行動学や脳科学に基づき考えると、

〇トイレ終了後に叱られても子犬は叱られている理由を理解できない

〇トイレ自体、排泄自体を叱られていると勘違いしてしまうことがある

〇結果的に食糞やトイレの場所を迷いあぐねてしまい、失敗を繰り返す

と言われています。

子犬はとても繊細で、家族に叱られることを何より怖がるのです。

もし、子犬がトイレを失敗してしまった時は、あえて声をかけずに、黙ったまま掃除、片付けを済ませます。再度同じ場所でのトイレをしてほしくないと考える時は、その場所に物を置き、物理的に行動を制限します。

チョークリードの誤った使い方で犬はパニックに

チョークリードやチョークカラーと呼ばれるしつけよう製品があります。一本のロープ状で飼い主がリードを引くことで、瞬時に犬の首が閉まる仕組みです。

これは警察犬などの特殊訓練で当初は用いられていたアイテムです。その後、ペット用に市販されてはいるものの、誤った使い方をされている方が大半です。

愛犬が無駄吠えや引張り、飛びつきをした時に、飼い主が言葉を発しないままで、突然首を締め上げるのですから、愛犬は状況が理解できずにパニックになることがあります。

次はいつ・・・と考えるだけで不要な警戒が続きます。また首に過度な圧迫がかかることで気管にもダメージが起こります。

特殊な訓練に使うアイテムが必ずしもペットにも向いている、役に立つわけではないと知っておきましょう。

子犬の夜鳴きは叱ることでは改善しません

生後間もない子犬は想像以上の大声で夜鳴きをするものです。多くの方は子犬の想像さえしていなかった行動に驚かれるでしょう。中には一晩中でも鳴き続けることもあります。

飼い主の睡眠不足だけでなく、周囲への騒音も気になるところです。

実はこの夜泣きは、

・不安

・寂しさ

・恐怖

・空腹

が原因で起こっています。つまり飼い主が叱るだけでは改善できないのです。

これまで親兄弟やペットショップでは他犬の存在も感じながら夜な過ごしていたはずです。ですので、新しい環境では日中は家族と過ごすと、にぎやかに感じます。

しかし、夜になり、一人きりになることで突然不安や緊張に襲われるのです。

このような時はペット用ヒーターを用意しておくと、比較的簡単に解決できることがあります。ペット用ヒーターの適度なぬくもりは、親兄弟と寝ていたころを思い出させてくれるからです。

また、子犬は数時間おきに空腹になることから、夜家族の就寝直前にサークルの中に水やフードを置いてあげることも効果を期待できます。

夜鳴きは数日~数週間と収まるまでに個体差はあるものの、自然と解消する問題なので、過度に叱責しないよう心掛けてあげましょう。

 

犬のしつけ方

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