犬散歩の時間や道順は家族で統一すべき?

犬のしつけは家族で統一すべき、全員が同じルールを守るべきという手法を耳にしたことがある方が多いかもしれません。もちろん犬を混乱させないという意味合いではとても大切なことです。

しかし、子犬の社会化という観点でみた場合、あえてランダムであること、家族内でバリエーションがあることも好ましいと知っておきましょう。

朝の散歩は10分違いでまるで別経験

子犬をかわいい、大切だと思うからこそ毎日同じ時間に散歩に出かけ、同じルートを歩き、同じ時間に食事を用意する・・・規則正しい生活を送るという方が大勢います。

でも、ふとした時に、愛犬とのこの規則正しい生活を重荷だと感じることも。

犬との生活はさほど規則正しくある必要はありません。規則正しいことがお互いに負担になっては本末転倒です。

例えば、朝の散歩の場合、毎日7時に出発と決めた場合、土日や休日はどうでしょうか?家族の負担になっていないでしょうか?

真夏であれば、朝7時ですでにアスファルトは暑く、散歩には危険です。

雨の日もあるでしょう。必ずしも規則正しくは実行できないという事をあらかじめ知っておくと、もっと気軽に取り組むことが出来ます。

散歩の時間をランダムにすると、子犬の社会化における経験値を上げることも出来ます。

前後に10分ずらすだけで、顔を合わせる人も犬もまるで顔ぶれが違ってくるからです。これだけでも十分に社会化です。

毎日同じ時間に散歩に連れ出す習慣がついてしまうと、次第に子犬はその時間を待ちわび、飼い主が少しでも早く起きてくれるようにと要求吠えを繰り返すようになります。

気が付けば、朝の5時、4時と早朝から散歩を要求して吠えることもあります。

愛犬のこのような問題もあえて生活をランダムにすることで予防ができます。いつ、どのタイミングで誰が散歩にゆくのかを愛犬が予測できない状態を作ります。

とても簡単な方法で、お互いのストレスが回避でき、社会化につながるのですから、これからはあえてランダムな生活を心掛けてあげましょう。

散歩中の臭い確認は愛犬の情報収集に重要

犬は散歩中に様々な場所の臭いを嗅ぎたがるものです。特に子犬のうちは数m先へ進むにも時間がかかるほどに、頻繁に立ち止まり臭いを嗅ぎます。

これは犬にとって重要な情報収集であり、ストレス発散、脳の活性化につながっています。決して無暗に制限をしたり、禁止をしないよう心掛けてあげることが大切です。

実は犬は他犬のマーキングや排泄後の臭いを嗅ぐことで、

・年齢

・性別

・体の大きさ

・体調

・縄張りの広さ

・発情の有無

などをかぎ取ることが出来ると言われています。つまり自分の身近にどんな犬が暮らしているのか、元気なのか?そうでないのか?をマーキングの痕跡を通じてお互いが伝えあっているのです。

この行動を制限するということは、私達人間から周囲との会話はもちろんスマホ、テレビ、新聞といった情報収集方法をすべて取り上げることになります。

不衛生だと不快に感じる飼い主も多いと言われる行動ですが、愛犬にとって必要な行為だと理解してあげましょう。

苦手を避けることも必要

犬にも性格的に臆病、怖がり、人見知りなどがあります。散歩中に苦手な犬、人、物、音などもあるでしょう。そのような時は、無理強いをさせずに、遠回りをしたり、迂回をしたりと対処してあげます。

本能的な苦手意識は、しつけでは改善することが出来ません。無理強いを続けることで、愛犬が追い詰められ、無駄吠えや威嚇といった行為に出ることもあります。

犬にも苦手があるのも当然と飼い主が理解することが出来れば、お互いにストレスを感じることなく、快適な散歩時間を楽しめます。

 

犬のしつけ方

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