あえて経験させたい子犬の社会化トレーニング

犬のしつけに関するお悩みで多くみられるものの1つに無駄吠えがあります。日常生活の些細な物音に愛犬が過敏に反応し、吠えたててしまう行動です。

これは条件反射的に起こるので、なかなかしつけでは対処が出来ません。

しかし、この行動も子犬期の社会化不足が原因で起こると言われています。大切な社会化期と呼ばれる期間に、あえて子犬に経験させたいケースをご紹介させていただきます。

出来る限り、騒音、自然に慣れさせる

愛犬にとって自宅の中は安全圏です。エアコンで室温は快適に保たれ、外部からの敵を意識し生活をする必要もありません。窓を閉め切った部屋であれば屋外からの騒音も気になりません。

だからこそ、不意の来客や玄関チャイム、救急車のサイレンなど聞きなれない音、突発的な出来事に過度に緊張し、警戒し、無駄吠えをしてしまうのです。

生後6か月未満の子犬は大切な社会化期です。日中はあえて窓を開け、外部の臭いを嗅がせたり、音を聞かせたりと心掛けてあげましょう。

自転車やバイクの騒音、通行人の話声、雨風の音もすべてが子犬の経験になり、学習です。窓を開けることで、日中の気温変化を感じ、体内時計のリズムも整っていきます。

日中に留守にする場合、窓を開け放っておくことは難しいですが、朝夕の時間だけは空ける、屋外の景色が見える場所にサークルを設置するなどの工夫をしてあげます。

あえて雨の日に散歩に連れ出す

犬の散歩は天気のいい日に限るとは誰もが考えることでしょう。特に生後間もない子犬であれば、雨の中あえて散歩に連れ出すのはかわいそう、風邪をひきそうと考えるものです。

でも、社会化期の子犬には、あえて雨の中への外出もおすすめです。

雨が降っているだけで、

・傘という物を目にすることができます

・雨の日の臭いを嗅ぎます

・雨によってマーキングの臭いが薄れることを知ります

・雨の日は屋外の騒音の聞こえ方が違うことも気が付きます

・雨の日はいつもと顔を合わせる人や犬も違ってきます

雨の日にあえて外出をすることで、普段と違う経験をたくさん積むことが出来ます。もしこのような経験のないままで成長した子犬は、成長後に傘を目にした時、恐怖からパニックをおこし、無駄吠えをしてしまうこともあります。

雨によって体が濡れることも経験させる意味があります。体が濡れること、危険なことでないことを愛犬が学ぶからです。

この先の将来、どんなことがあっても愛犬が過度な不安や緊張を抱えずに済むように、あえて経験値を高めていきます。

家族の当たりまえを一緒に体験させる

実は家族にとっては当たり前のことが子犬にとっては未知の出来事、恐怖や不安の原因となることが他にもあります。

例えば、

・テレビのオンオフ

・携帯電話の着信音

・掃除機の音

・家電製品の稼働音

・来客

などです。いずれもまだ生後間もない時期であれば、恐怖よりも好奇心が勝り、比較的スムーズに馴染むことが出来ます。

家族の当たりまえが子犬には未経験であることを意識して、様々な場面を経験させていきましょう。

 

犬のしつけ方

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