一番大切な「おいで」のしつけ方

実は愛犬に「名前」を付けることも大切なしつけの1つです。名前を付けることで、飼い主と愛犬とのコミュニケーションはより明確になります。ここで大切なのは、名前を上手に活用することです。

しつけの中でも一番大切で最も確実に習得すべきとされる「おいで」について、名前を合わせて習得を目指しましょう。

「おいで」を正しく習得させよう

犬のしつけと言えば「お座り」「マテ」が定番でしょう。食事の前にこの一連の流れを終えてから、食事を与える・・・・しかしこの手法はドッグトレーナー目線で見た場合、「しつけ」とはいいがたいものです。これは単なる一発芸にすぎません。

正しいしつけとは、犬が飼い主と一緒に社会で生活する上で、安全で周囲に迷惑をかけず、飼い主に負担をかけないために行うものです。

そのような意識で犬のしつけを考えた時、何より重要とされるしつけは「おいで」です。

おいでとは「名前」を呼ばれたら、愛犬が駆け寄ってくる、そばに来るというとても簡単な行為です。

このくらいなら、我が家の愛犬にも出来ると感じる方も多いでしょう。しかし、正しい「おいで」が習得出来ていますか?

正しい「おいで」とは

・どんな状況下にあっても飼い主の指示に従い、傍に駆け寄ること

・飼い主の手が届く範囲にまで近寄ること

・駆け寄り後は落ち着いた姿勢で待機をすること

意外に難しいと感じませんか?

もし愛犬が傍に駆け寄ってきたものの、飼い主が抱き上げようと手を伸ばした瞬間に逃げてしまっては「おいで」の意味がありません。

遊びの最中やドッグランで過ごしている時、食事に夢中な時など、愛犬の都合で飼い主の指示を無視するのもいけません。どんな状況下でもというのはなかなか難しいことなのです。

「おいで」の正しい教え方、使い方

犬のしつけは飼い主も愛犬もお互いが楽しみながら取り組むことで成果が出ます。片方がストレスやいらだちを感じていては意味がありません。まるでゲームでも楽しむ感覚で取り組むのがおすすめです。

愛犬に「おいで」を教える方法は、

① 飼い主が床に腰を下ろします(愛犬との目線を出来る限り近づけるためです)

② 愛犬を傍に呼びます(リードをつけて、行動範囲を制限してもいいでしょう)

③ 飼い主が指先でフードやオヤツをつまみ、愛犬の鼻先に当て、臭いをかがせます

④ 愛犬がフードやオヤツに感心を示したら、握りこぶしの中に隠し、愛犬から数十cmとおざけます

⑤「おいで」と声をかけ、愛犬がフードを握った握りこぶしに鼻をつけたら、「ヨシ」と声をかけ、手のひらからフードを与えましょう

この遊びを繰り返し、徐々にお互いの距離を遠ざけます。

愛犬から数m離れた場所でも、飼い主が「おいで」と声をかけ、握りこぶしを見せることで、愛犬がフードやオヤツを期待して、駆け寄るようになれば完璧です。

この時、飼い主の側から愛犬に近寄ったり、手を差し伸べてはいけません。愛犬自らの意思で飼い主の至近距離まで近づくように誘導します。

犬によっては警戒心を抱いたり、遊びを中断されたくないという意識が働き、あえて距離をとろうとすることもあります。しかし、ここで飼い主が妥協してしまっては正しい「おいで」は習得できません。

愛犬が近づいてきた直後、オヤツを与える前に「お座り」や「ふせ」なども合わせて指示を出しましょう。体を撫でたり、抱き上げたり、首輪に触れたりという行為を合わせて行うことも効果的です。

愛犬に「おいで」の正しいスタイルを理解させてあげましょう。

「おいで」はどこで役立つ?

まだ散歩に出かける機会もなく、室内で目の届く範囲で暮らす子犬には、「おいで」の必要性が理解できないでしょう。甘えん坊な性格なら、飼い主に呼ばれなくても常にかたわらに寄り添っているかもしれません。

「おいで」が効果を発揮するのは、この先数か月経ってからです。散歩や他犬との交流、交通量の多い散歩道や小さな子供との触れ合い、ドッグランにも行くこともありますよね。

様々な場面で、時には飼い主が瞬時に愛犬を呼び戻し、安全を確保しなければならない場面も必ず起こります。「おいで」を正しく出来る、習得しているということは、今後の愛犬との生活に大変大きな意味があるので、ぜひ根気強く教えてあげましょう。

 

犬のしつけ方

\ Share /